【DIY】スケボーランプ★自作奮闘記★一家に1台如何ですか?

スケボー
この記事は約13分で読めます。

スケボーを気兼ねなく練習できる場をつくりたい。そんな想いから、ド素人ながらスケボーランプの制作にチャレンジしました。

制作の様子を工程毎に写真で記録しています。

なんとなくのイメージさえお伝えできればと思います。

尖り度★★★★☆の記事

スケボーランプとは

ところで、みなさん
スケボーランプ
ってご存知ですか?

お約束のボケですが、コレじゃありません。
こんなイメージです。

Ipadで描いたスケボーランプ イメージ図 https://influencer-life-blog.com/

制作コンセプト


私はド素人「安かろう悪かろう」です。

制作のコンセプトは、
いかに安くそこそこのものを作るという設定です。

設計について

設計の前に、ランプを制作された方の画像や動画を
何度か観てイメージを固めていきました。

曲線部の制作方法として
紐を用いてコンパスの様に線を引くやり方が紹介されており、
これを参考に、大雑把にしようかと思ってみたものの
妙な職人魂?に火が付きAR_CADなるものを使って
図面を作成してみました。

AR_CADとは?

AR-CADとは、製図を作成するCADの1つで

※フリーソフトとして配布されています。

フリーソフトとは、無料で使用できるソフトです。
(商用目的は禁止だったと思います)


入手先リンク:こちら

使い方:アプリケーション内のファイルに
簡易マニュアルが入っていたと思います。

エクセルの図形編集とは、ちょっと使い勝手が
違う感じがします。

そもそもCADは使ったことが無く、
どんなものかと興味本位で調べること1時間、
無料で使えるソフトを探し当てなんとかインストール。
取説もあまり見てないこともあり、
ど素人ながら、それっぽい図面ができたころには
4時間ほど経過・・・
それが、こちらになります(笑)

設計図

設計図は
直線パーツとR形状パーツの2パーツに
分けて作成しました。

直線部〈滑走路〉

R部〈湾曲部〉

さてさて、設計はともかく、必要な材料の見積もりも必要です。

必要資材一覧

制作に必要な資材は他のサイトを参考に
寸法と照らし合わせて見積もりました。

■購入予定の資材一覧

見積もりでは、4万を少し越えるぐらいです。
確か、材料の紹介していた方は3万以下で出来たとのことですが、
どうやら木材が大幅に値上がりしている様でした。

★木材の最安値を散々検索した結果です★

結果を先に言えば、総費用7~8万円ぐらいになりました

資材の調達先に関する内容に関しては以下記事をご覧下さい。

DIYスケボーランプ作り【資材調達編】Vol.1 木材の調達はドコで?
無駄な苦労を極力減らしてコスパ良く「スケボーランプ」を製作する為に、資材調達に役立つノウハウを紹介します。この記事では、資材調達はWEBで価格調査をしてから、実店舗で購入することを勧めています。資材の入手に関する考えておくべきことについて解説します。

買い出し

資材の調達は近場の「コメリ」さんを
メインに行いました。

サブとしては「カインズ」さんにお世話になりました。


ベニヤ板

R部(心臓部の板)

メイン木材(柱用)

これが、結構高い。10本で4000円弱ですよ・・・
4割ほど不良材(割れ・欠け・歪み)が混ざっているので
無作為に選ぶと後悔します。

なるべく節が少なく、表面の柄が良いもの
をチョイスしました。

2回目、訪れると
なんと言うことでしょう・・・在庫がありません。

店員さんを捕まえ、理由を尋ねると
どうやらコロナ渦で輸出がストップしている
とのことでした。

資材の運搬

運搬は、自家用車の軽トラックが
あったので、それを利用しました。

久々にマニュアルミッションの
軽トラックを運転しましたが
オートマの楽さがこみ上げてきますネ。

購入は、なるべく1回で済ませたいものです。

カートは4輪ですが、片側の車輪が固定されている様で
積載し過ぎると、直進しないと言うか
予期せぬ方向に暴れますので注意が必要です。

以上、実店舗での購買に関する注意点などは以下の記事で紹介しています。

DIYスケボーランプ作り【資材調達編】Vol.2 実店舗攻略テク
無駄な苦労を極力減らしてコスパ良く「スケボーランプ」を製作する為に、資材調達に役立つノウハウを紹介します。この記事では、資材調達で実店舗での買い物に係る注意点を体験談を基にお伝えします。

制作スタート

制作は、資材購入した6/20当日から

スタートしました。

・・・午前中に行った資材の購入だけでも
結構クタクタになってしましましたが、

テンションはMAXです!

R部の土台の作成

先ずは、大きさのイメージを描く為、

メイン材(2x4材)を並べます。

次に、R部を出す心臓を切り出します。

紐を使って曲線を描きます。
この曲線により、R部の斜面が決まるので、予めどの様な難易度のものを作るか悩みました。
ちなみに、曲線のR直径が長いほど緩やかなカーブになります。
私は初級から中級までを想定して185cmぐらいの直径にしました。

電ノコを使ってカットしてゆきます。

片面の切り出しが終わりました。

もう片面も同じ様に切り出します。

片面が塗装してあるタイプの板なので、カット面が逆にならない様に注意が必要です。

増設を見据えて、複製の為のアウトラインのバックアップ取りをしています。

次は、切り出したR部に基礎部分を取り付けます。
この前にR部の板へ支柱の取り付け位置などおおよそのマーキングをしておきました。
(組み立て直前に寸法取りは大変だと思いますので)

それでは基礎と組み合わせていきます。

木材同士の接合にはネジを使用しました。
ネジを打ち込む前にドリルで仮穴を空ける処理を行うことがお勧めです(木材の割れ防止)。

腐食防止処理

順序が前後してしまいましたが、腐食防止剤を塗りました。結構高い¥1,500/1缶(3L)

地味に大変ですが、雨濡れから木材を持たせる為、頑張りました。
湿度が高く、なかなか乾燥しませんでした。
乾いたと思っていても、案外乾いてないもので素手で触って
手に着くと結構めげます(臭いがキツい)。
ゴムがコーティングされた軍手など、防水系の手袋の着用を推奨します。

組み立て

組み立てに入ります(キリッ!)

ちょっと見辛いですが、渡しの柱を取り付けていきます。

一人作業だと片側が支えられない為、クランプや打ち木などを使って
「仮固定」などしながら進めました。

■ご本尊が現れてきました★
完成系がイメージ出来てくる様な骨組みになってきています。
制作もこのあたりでテンションが加速します。
ここから、違う家具なんかに持っていけそう(笑)。

頂上部の金属棒はホームセンターで購入した鉄パイプになります。
コーピングと言うスケボーの車輪を引っ掛けたりするツールです。
下から2本目の柱が横向きになっているのは高さが足らなかった為です(設計ミス)。
これが、後々強度不足になるとは思っていませんでした。

R部の板について

これは人により材質のチョイスが分かれるところだと思います。
NF材?なるものがかなり推されてましたが、入手難易度が高く諦めました。
私は5mmのコンパネと会社でもらった廃材シートの組み合わせで
「防音」と「クッション性」を重視しました。

寸法取り

Rは曲面かつ板を4枚ほど重ねるので、事前に正確な寸法を算出できません
(やろうと思えばできると思いますが、超絶面倒)。
その為、ローテクながら実際に当てがっての寸法決めを行いました。
何気に面倒ですが、仕方なく繰り返し行いました。

下のはみ出た部分を採寸。

採寸した線に沿ってカット。
一気に使用枚数8x2基分行いたいところでしたが・・・。

下地の板を貼り終えたので、次は固い板(コンパネ)を張り合わせていきます。
※下地の板は「タッカー」(バカでかいホッチキスの片側だけ使う様な工具)を用いました。

曲面に板を置いたそばから、滑り落ちるので固定に苦労しました。
初めは基礎ブロックを使っていましたが、いつの間にかズレが生じてしまうので
ストッパーの木を仮固定することにしました。

コンパネの張り合わせ

ここからが、本当に苦労した作業になります。
そこそこ強度の強いコンパネを強引に曲げる必要があります。

下の方に基礎ブロックを積み重ねていますが、板がずり落ちてくるのを防止する為です。
R部にもブロックを置いていますが、全然押さえつける力が不足しています。
とりあえず、下側をネジで固定してから足で踏み上がりながら固定していきました。

少し見辛いのですが、ネジ留めする位置もマーキングしています。
私はコンパネを2枚張り合わせて使ったので、上の板と下の板の
ネジ位置がダブらない様に
それぞれネジ位置をズラす様にマーキングしました。
マーキングには「墨出し器」を使ってます。
←いつの時代やねん!!(今はレーザータイプが主流です)※相当面倒でした。

横のネジ位置合わせは、貼り付け後に線を引いてます。
この作業は、貼り付け位置に若干の狂いが出てしまう為
事前にすることが出来なく張り合わせ後に線を引きました。
これも相当面倒ですが、完成時の見栄えもあるので
こだわってみました。

反対がわから見るとこんな感じです。

片側が完成したので隣も同様に作業を進めます。

R部全体外観

■R部の完成

すその部分の長さが不揃いになってしまったので
「電動トリマー」を使ってカットしてゆきます。

制作コンセプトは80点狙いなので、ほどほどで切り上げました。

一応完成系です。
スケボーをやる方には何の道具か判って貰える仕上がりかと・・・。

滑走路制作

次は滑走路を制作しました。
これはベニヤ板に5本の2x4材を固定しただけなので
特に難易度は高くありません。
ただ、どの様に組むかで縦横の寸法が変わってくるので注意が要ります。

先行してイメージです。

横から見ると

スケール感を出す為、スケボーを置いてみました。

私が「愛用」してきたスケボーです。

こちらはロングスケボー遊び「超穴場」紹介で説明しています。

2つ目のR部制作

次にもう一基のR部の制作に取り掛かります。

最初はこんな感じで仮固定しつつ

枠の対角線が同じ長さになる様に、角を90°に揃えます。
斜めに1本入れるとグラつきが無くなり安定します。

天辺に2x4材を固定するとおおよその原型が出来上がります。
ここまでくると2基目なので、要領が解って色々と設計の問題が
視えてきますが、初回チャレンジなので気にせず進めます。

R部の柱を組んでいきます。
どんどん形が出来上がってくるという躍動感があって
この作業が一番楽しいです。

2基目のベニヤ板張りを進めます。
先ずは、仮合わせで板の必要寸法を測りカットしておきます。

1基目と比べ各段に手際が良くなってきます。
ベニヤ板を固定するビス打ちの場所も
柱の中央になる様、柱にマーキングをしておくと
後が楽です。

片側が完成しました。

R部 制作完了

2基目の完成!!

2基あるとかなり完成イメージが濃くなりますね。

ここへ滑走路を挟めば・・・
「それなり」に見えるてくるではありませんか!?

滑走路の色違いが気になるところですが、ご愛敬!!
※腐食防止剤の有無です。途中で無くなってしまいもういいやと放置w

アングルを変えてもう一枚。

このままで使えなくない感じがしますが、大事なモノが抜けています。
そう、・・・・足場です。

そもそもR部を越えて頂上に到達できるレベルになるか
判りませんが、「足場」の制作に取り掛かります。
※ブルーシートが目障りに映り込んでいますが
梅雨時の真っただ中につき、制作中に何度も雨に降られました(涙)。

足場の制作


足場も2基必要で、それぞれ違う工法で制作しました。
1基目は、極力木材を使用しない様に設計しました。
木材が全然手に入らない(涙)。

先にある程度、形作ってから、R部に組み込む方法をとりました。

足場の設計は考えていなかったので、R部の基礎部分との合わせる方法に
苦戦を強いられました。

天板を取り付けるとこんな感じです。

天板は私のお気に入りの「パイン材」です。


「柄」「強度」最高にイイッです。

横から見るとソコソコの重厚感が出てきました★

足場制作 2基目


木材不足に悩まされるも、複数店舗巡りの末
ようやく木材が手に入りました。


これでケチって設計しなくても済みます。
今度は「強度重視」で制作してゆきます。

と言いつつ、2x4材より安価に入手できる角材が余っていたので
こちらを利用しています。

天板を着けると、それなりに見えてきました♨

なんということでしょう!
フツ~にテーブルとして使えるではありませんか!?

足場の組み込み


完成したテーブル・・・いえ、足場をR部に組み込みます。


1基目は完全固定式でしたが、2基目は天板で合体させる仕様としました。

予想よりも、接地面の高さや幅に狂いがなく案外簡単に収まりました。

真横からはこんな感じです。

これに天板をビス止めして一応は完成です。

ランプの拡張

■番外編〈拡張〉

当初は滑走路を180cm(ベニヤ板90cmx2枚置き)で考えていました。
完成後、テスト走行してみたところ、やはり「狭い」。
180→270cm(ベニヤ板90cmx2枚置き)にしたい!!

が、スペースが無いよぉ~  
・・・ってな訳で、「無いものは創ればよい」と言う
お告げに洗脳されたイッシぃ~。粛々と「基礎作り」に戻ります。

基礎作り


基礎・・・あぁ、なんて地味な響きなんだろう。
が、優雅に水面を滑走する水鳥も、何を隠そう
水面下では必死に水を掻いているんですよね。わかります。
視えないところに投資してこそ、高層ビルも安心なんだよ。

コンクリート前処理


足場の直ぐ後ろは草むらでしたが、整地しました。

木枠で囲い、大石と小石を敷き詰めていきます。

一体どれだけ要るんだ!?というぐらい、大量に必要です。
それも、そのはず1.62㎡x深さ約15cm≒243L
水であれば243kg、砂だったら約460kg相当になります。

なんちゃって鉄筋を仕込みます。

セメントの投入

足場をセットしてセメントを投入していきます。

なにコレ!?

何か破壊するの??何かと戦ってるの!?

秘密兵器登場!!!
一般家庭でコレは無いでしょう

ですが

セメントミキサーは在りま~すッ!!

・・・はい、訳あって「在る」んですね。

リサイクルショップとかに多分あります(汗)

均等にセメントが行き渡る様に均していきます。

徐々にセメントと砂の割合を増やして表面が滑らかになる様に調整します。

セメントなら

最後に表面をコテ?で整えて鏡面仕上げにします。

コンクリート完成

首を長くして待つこと2日。


完全にセメントが硬化し、コンクリート地盤が完成しました☆

拡張処理 完了

これで配置を広げられます。
滑走路270cmは、なかなか広いですよ

反対から

滑り具合の確認

■発射テスト〈動画です〉

制作を振り返って

■使用感レビュー

R部のカーブをもう少し緩やかにした方が良かったですね。

但し、一枚のコンパネから2つ分のパーツを取ろうと
考えると、デザインの自由度に制限が掛かかるので注意が必要です。
つまり、こーゆー事です。

制作にあたって結論。
そこそこのもは「ド素人」でも出来そうです。
必要なモノは「やる気」「資材」「道具」「スペース」「時間」ぐらいでしょうか。
「スペース」がネックになるかと思いますが、設計サイズでなんとかなるかと。

ちなみに制作期間は週末だけを使って2ヶ月ほどかかりました。
コロナ渦の影響で、木材の入手まで困難になるとは
思ってもみませんでした・・・。

苦労話についての記事を追記(2021/9/21)しましたので、良かったらご覧下さい。

DIY体験談 スケボーランプ作り 苦労した事とその対策について
スケボーランプを製作するうえでの苦労話やノウハウを知りたい方に向けて、2人作業を1人でやる為のコツを解説します。スケボーランプの製作は、かなり大掛かりな作業となりますので、屋外作業の対策も必要です。これから取り組まれる方は是非参考にしてみて下さい。

とりあえず、奮闘記はここまでになります。
ここまでご覧いただきまして誠にありがとうございました。
改造・増設など随時更新していきます。

実際の使用感は次の記事で上げていきたいと思います。

■使用した工具類

★は使用頻度を表します。
電動ドライバー   ★★★★★
電動ドリル     ★★★★★
電動丸ノコ     ★★★☆☆
クランプ      ★★★★☆
コンベックス・定規 ★★★★★

※2x4用の定規が激使えます。
¥100ショップに売ってそうで売っていません。

私が購入した時は¥1000ぐらいだった記憶がありますが、安くなっていますね。

これがあれば、ビス打ちの位置決めが劇的に早くなりますし

ビス同士の干渉も解消されます。

これは買って損はないというか「マストアイテム」だなと思いますので是非どうぞ。

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イッシぃ~
自身の体験談を基に「価値ある情報、楽しみに繋がること」を発信し、少しでも皆様の生活のお役に立ちたいと考えています。 思ったことを実現する力「行動」のキッカケになれれば幸いです。 そろそろ尖った人生へ乗り換え準備中♨♨♨

コメント

  1. まりプル より:

    予算、設計、写真、動画
    で、順序良く説明が入りながらの
    ランプ作り 🪔 
    ジョーク入りつつW
    興味引かれ最後まで読みました^_^
    素人でも出来る!
    生コン機には、ビックリですが😆

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