どもイッシぃ~です。
お金さえ出せば、大抵のモノが揃う豊かで便利な時代となりましたが、「無駄なく」「合理的」「効率的」に製作することが、DIYの醍醐味だと思います。
以前スケボーランプを自作した際の体験から感じたコトや次回に活かせそうなノウハウなどを追記してゆきたいと思います。
この記事では、《資材調達で苦労したこと・考慮すべきこと》にフォーカスした内容で前編・後編の構成で〈前編〉をお送りします。
以前の記事
✅ 構想編
✅ 資材調達編〈前編〉←今回の記事はコレ
✅ 製作編
■この記事を読んで頂きたい方
スケボーランプを製作するのにどういった注意必要か知りたい。
必要な資材はどうやって調達するのか知りたい。
資材を調達する際の苦労や手間などを知りたい。
「資材はどの様に探してドコで買えばいいのか」についてお答えします!
この記事をご覧いただければ、「スケボーランプ」の材料調達で無駄な苦労をしない為のノウハウが身につくかと思います。
それでは最後までお付き合い願います。
資材調達の方法
結論から申しますと、私がお勧めする「スケボーランプを製作する場合」の資材入手方法は以下の一択です。
インターネットで資材の相場情報を調べて、実店舗で購入する。
ここでの実店舗とは(ホームセンター・資材館・木材屋)などです。
この理由について解説してみたいと思います。
一般的な賢い買い物の方法
資材調達の大まかな方法は大きく分けて以下3つの方法があります。
①実店舗
②インターネット経由
③廃材等の利用
それぞれの特徴をザックリと比較してみましょう。
入手パターン | メリット | デメリット |
---|---|---|
①実店舗 | ■実物を見て購入できるので イメージとの相違がない。 ■品質を確認して購入できるので、 不良品を掴まされる心配が少ない。 | ■割高な場合もある。 ■自分で運ぶ必要がある ■品揃えや在庫により店頭に 無い場合もある。 |
②インターネット | ■最安値を手軽に検索できる。 ■欲しいものを起点として探すことが できる。 ■ポイント還元のキャッシュバック で多少安くなる。 | ■納期に日数を要する。 ■送料が掛かるので、少量購入は 相当割高となる。 ■品質は納品されてからのお楽しみ (良品ガチャ頼み)。 |
③廃材等の利用 《補助的に》 | ■ゴミを削減して有効活用できる。 ので2度美味しい(DIYの醍醐味) | ■最初から計画できない(運頼み)。 ■欲しい寸法が無い場合が多い。 |
廃材利用という最高のパターンは、たまたま使えるものがあったなど、出たとこ勝負の様な後天的要素が強いので、メインとなるのは店舗かネットの2択で考えるべきですね。
ところが、「スケボーランプを製作する場合」の資材は勝手が異なってくるのです。
家電や日用品とはワケが違う
スケボーランプの設計スケールにもよりますが、スケボーランプは基本的に「デカい」ので、普通のお買い物感覚でネットショップでOKというワケにはいかないという事になります。
基本のパーツサイズは2mx1mなどとデカい!!
大型なので基本送料が高いうえに、単体購入では無料とならないケースが多く、送料を無料にする為にロット買いなんてリスクが高過ぎます。これが手軽にネット販売に頼れない理由になります。
※緻密な設計が出来て、購入した資材を過不足なく使い切れる自信があれば別ですが、それでも一カ所のネットショップで全ての資材を一括して購入することは難しいでしょう。
従って、パーツ単体の最安値を探してバラバラと買い集めるは、手間と納期待ちのデメリットがあるうえに、結果的に送料が本体より高くなるので現実的ではありません。
以上から、基本的には「実店舗」をメインとした購入を軸として考えるのがベストと思います。
実店舗の特徴
実店舗として私は木材屋、ホームセンター、資材館を利用しました。
■木材屋
豊富に木材が置いてありますが殆どバラ売りはしていませんし、値段をいちいち問い合わせしないといけないので、あまり向かないと思いました。ある木材屋で1・2アイテムの値段を聞いたのですが、結局バラ売りだと割高という印象でした。
■ホームセンター
大型サイズの品揃えより少し小ぶりな加工が入った資材が多いイメージです。加工が入っている分、価格も若干高い設定である場合が多い感じですね。小物を一気に買い揃えるのに重宝します。
■資材館
非常に大型の資材を取り揃えています。サイズが合えば一番安く資材が手に入るイメージです。単品買いにはあまり向いていないと思います。
資材調達の流れとポイント
購入の手間とコストを最小限にする為には、いきなり実店舗に買い向かう前にひと手間を惜しまないことが大切です。
店舗に向かう前に済ませておきたいこと
まずは、ポイントの大枠の説明になります。
①購入する資材情報を整理する。
②全国の最安値を調べ、自宅(作成場)周辺の3店舗程度の相場を調べる。
③それぞれの店舗と購入資材の目星をつけ、店舗を巡るルートを考えておく。
それでは個別に理由を解説したいと思います。
①購入資材情報を整理する。
何がどれだけ必要かと言う情報は買い物の基本ですが、結構アバウトに考えてしまう方も少なくないかと思います。できれば、必要資材のリストを作成しておきたいところですね。
■資材チェックリスト例
店舗 | 資材 | 単価 | 数量 | 金額 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
A店 | コンパネ12mm | 1000 | 11 | 11000 | ✔ |
B店 | 2x4材 | 378 | 70 | 26460 | 売り切れ |
C店 | ビス類 | 500 | 5 | 2500 | ✔ |
覚えで買い物をしていると、以下の失敗をしてしまうかも知れません。
購入し忘れて、後からもう一度買いに出掛ける手間が増える。
同じものを重複して購入してしまったりする。
数量が多かったり、不足したりする。
チェックリストを持ちながら、購入の都度、チェックリストの品目にレ点を付けるなど「消込み」を掛けていくとより安心です。
参考までに私が実際に作成して使用したエクセルファイル
(下の画像をクリックするとダウンロードできます。ご自由に利用して下さい)
②相場を調べる
モノを買うなら最安値であるに越したことはありませんが、物価は需要と供給で変動しますし、地域性や店舗の特徴など色々な差があるので値段も様々です。
そして、品質やサービスが含まれていたりと、何をもって「安い」かというのは一概に判断が難しいところでもあります(絶対的な価値は誰にも判らない)。
そこで役に立つのが「相場」を知ることなんですね。
相場を知るとは、価格設定が相対的に大きくズレていないか把握するという事です。
言い換えれば、無駄に「ボッタクられていないか」を知ることとなります。
まず価格コムなどを使って全国の最安値を調べれば、その資材の限界価格が判ります。
そして次に、自宅周囲の3店舗ほどの価格を調べれば「地域差」と「店舗差」がどの程度あるのか大体は把握できるかと思います。地域差は仕方がないこととして、「店舗差」にどれだけ開きがあるか?に注目するワケですね。
ちなみに自宅周囲の店舗の価格ついては、インターネットでWebチラシを出していたり、店舗の通販サイトがあればいいのですが、無ければペーパー広告を参考にするのがよいでしょう。
この調査をすることにより、この店舗はA資材は安いけどB資材は高いし、隣は全体的に高いなど店舗の価格設定の特徴が解ってくるハズです。
なお、3店舗程度としたのは他にも理由があるのですが、それは後述します。
③店舗巡りのルート
購入店舗を3店舗程度にする理由ですが、資材毎の最安値に拘って多数の店舗を巡るのは非常に効率が悪いことですし、そこまで細分化しても時間を浪費する割にそれ程コスパは変わりません。
使用量が多い資材ベスト2は、コンパネなどの天板と2x4角材なので、この2アイテムをベースに安く手に入る上位2店舗+保険でもう1店舗の計3店舗に絞ると迷いが少なくて楽です。
それぞれの店舗での購入アイテムの種類と量について購入リストにマーキングしておいたり、購入店舗と購買資材の再グループ化(エクセル)などして店舗を巡るルートを考えておく非常に効率よく店舗を廻る事ができます。
■無駄が出にくい店舗の巡り方
店舗 | 立ち寄り順 | 内容/考え方 | 理由 |
---|---|---|---|
A店 | 2 | 1番目に行った店舗で無かった場合の保険 | 補足的に巡る。 |
B店 | 1 | 大きく嵩張るものや、重量物 総購入金額が高い順(多くの量を買う) | 荷台の奥や下になる配置で収納する為 小物は後から積載するのがベスト |
C店 | 3 | 基本的に行かなくてOK | 2店舗目でも資材が入手できなかった場合の保険。 |
少し回りクドイ説明になってしまいましたが、購入のメインにする店舗を先に廻ればOKですね。普段からホームセンターに立ち寄る方には不要なお話だったかも知れませんが、コロナ禍で物流が途絶えた最中ですと、こういった戦略が必要だと痛感した次第です。
資材選定の注意点《重要》
規格に合わせてシンプルに
基本的に実店舗には「よく売れるグレード」をメインに品揃えをおこないます。
これは、いつまで経っても売れない様なモノを店舗に陳列していても効率が悪いという理由があり、あまり数量を置いていないものは、得てして価格が割高に設定されていたりします。
なので、設計の段階で一般的な規格サイズで販売されている資材の整数倍のスケールで考えておくと無駄が少なくなります。
例えば、滑走面を構成する資材としてコンパネ(合板)であれば、1枚の基本サイズ【900mm×1800mm】が一般的なので、これを縦横に何枚か並べた合計寸法を全体の設計寸法とするわけですね。
整数倍でないにしても1.5倍などのキリの良い倍数であれば、3枚で2つのユニットを余すことなく使用できるといった具合に、資材を無駄なく使える工夫を考えておくのがベターだと思います。
バラ売りしていないものは種類を抑える
木材を固定する「ビス(コースレッド)」についても物凄く種類がありますが、メインとして使う長さを3~5種類ぐらいに留めておくとコストを抑えられます。
あまりコダワリ過ぎて、緻密に何種類も長さを分けて購入しようとしても、ビスなどはバラ売りはしていません。結果、何箱もケース買いするハメになるので物凄く金額が嵩みます。
資材はなるべくメジャーな規格を選定し、資材の種類を多くしないことを意識することがコストを抑える重要なポイントです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
資材の購買は、製作物のコストに大きく影響を与えますので、なるべく失敗したくないところです。もちろん「設計段階」でコストを考えておくことも大切ですが、机上の論とならないことも多々ございます。
こういった「想定外」を予想しながら購買計画を考えておくと、コスト面だけでなく資材が入手できなくて作業が止まるなどの困りごとを減らせるのではと思います。
なお、実店舗での購買ノウハウについては後編にて体験談を通じて解説していく予定です。
最後までご覧いただきまして誠にありがとうございました。
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