どもイッシぃ~です。
お金さえ出せば、大抵のモノが揃う豊かで便利な時代となりましたが、「無駄なく」「合理的」「効率的」に製作することが、DIYの醍醐味だと思います。
この記事では資材調達の体験から感じたコトや次回に活かせそうなノウハウなどを追記してゆきたいと思います。《資材調達で苦労したこと・考慮すべきこと》にフォーカスした内容で前編・後編の構成で〈後編〉をお送りします。
前編記事:DIYスケボーランプ作りで考慮すべきこと【資材調達編】Vol.1
✅ 構想編
✅ 資材調達編〈後編〉←今回の記事はコレ
✅ 製作編
■この記事を読んで頂きたい方
スケボーランプを製作するのにどういった注意必要か知りたい。
✔ 資材を調達する際の苦労や手間などを知りたい。
✔ 実店舗のアルアルとその対応について知りたい。
「資材を調達する際に実際に苦労したことから得たノウハウ」についてお答えします!
この記事をご覧いただければ、「スケボーランプ」の資材を実店舗でスマートに購入する知識が得られるかと思います。
それでは最後までお付き合い願います。
前編では、資材調達の方法は「実店舗」をメインとした購入を軸として考えるのがベストとお伝えしました。
但し、実店舗だったら値段以外の問題無いかと言えば、実はそうではなかったりします。
今回は、後々めんどうにならない為の注意点について紹介します。
店舗で意外に多い地雷
まずは、実店舗で資材を購入するうえでの「地雷」と成り得る2つのポイントをお伝えしたいと思います。
店頭資材の品質バラつき
家に帰ってから・・・なんじゃコレ?? と後悔することが多いのが品質のバラつき。
特に木材は2つとして同じものが無いのが特徴です。裏を返せば、品質のバラつきが出てしまうのは当然と言えるのですが。
木材を購入する際に、注意して確認すると良いポイントは以下の通りです。
木材の湾曲、破損、節の多さ、密度
コンパネのひずみ、傷、汚れ、継ぎ目
■木材のひずみや湾曲のチェック方法
片目を瞑って、目を木材になるべく近づけ、木材の先端から後端までを見通します。
店舗で、ちょっとカッコよくやってると「コイツできるなッ!?」と思われるかも知れませんw
ひずみや湾曲があれば、先端から後端までを見通せなかったり、変に空間ができている様に見えます。実は、直線に見えていても結構曲がっていたりするものです。
木材は乾燥が進むと収縮するので、含水率が高い新しいものは後々ゆがみが発生することが予想されますが、もともと歪んでいるモノを買う必要はありません。
加工の段階で歪んでいなければ、設計との差が出てくるなど寸法狂いが少なくなるので、なるべく真っ直ぐなものを選ぶとよいでしょう(私はめちゃくちゃコダワリました)。
■節チェック
節は木材の味わいを演出してくれるものでありますが、穴あきや欠けといった強度低下に繋がったり、穴あけや、ビス打ち・切断加工の際に邪魔になったりします。
外面を飾るものでなければ加工性と強度を重視し、節はなるべく少なく、あっても節の大きさが小さいものを選ぶといいでしょう。
■密度はどうか?
私は同じ樹の種類で同じ寸法あれば「重量」があるモノを選びます。
理由は「強度」があるモノを選びたいからです。
基本的に密度が高ければ、強度が高くなるハズですからね。
含水率について触れましたが、同時期に店頭に並んでいるものであれば、同程度の含水率であると見込めますので、個々の重さの違いは密度の違いと考えて良さそうです。
意図的に製作物の重量を軽くしたい場合を除き、なるべく重い木材を選ぶのが吉だと思います。
■外観に問題は無いか?
あまり気にする事ではないかもしれませんが、薄物の合板(コンパネ)を購入する際に気になったのが「継ぎ目」の荒さです。
スケボーランプのR部、つまり曲線を描く部分に使用したのが薄物の合板(コンパネ)です。
当然、板を強引に曲げて貼り合わせるので、合板の継ぎ目部分が極端に薄いと割れてしまう心配があります。
合板は何層も重ね合わせて形成されているので、さほど心配するコトもないのでしょうが、時々モノが悪い合板も混ざっているので、ざっくりと裏表を目視確認するぐらいはしても損はないでしょう。
と、入念な品質選定を進めたワケですが・・・・次の様な事態があります。
ピンポイントで欲しいものが無い!
私の場合、現在庫の殆どを買い占めてしまうという大量買いしたので、1つ1つ個体差を比較して選ぶということが出来ませんでした。前記事で購買候補店を3店舗程にする理由の一つになります。
スケボーランプのメイン資材とした「2x4 6フィート」品。
この資材は、かなり需要が高いハズですが・・・店頭にはあまり現在庫が無い状態でした。
現在庫は売れ残りの様な、お世辞にも良くないコンディションが殆どだったので、しぶしぶ1本1本の品定めをした結果、店頭在庫の2/3程がまだマシだと判断したので全て購入しました。
殆ど買い占めたから、さすがに来週は補充されてるよな? 残りの分を買うのはその時にしようと思い、その場は一旦離れました。
翌週、同じ売り場に行くと・・・・
~って、おぃッ!!!!
1本も無ぇ~じゃねぇ~かぁあああああぁ!!??
どゆこと????
ただならぬ違和感しかありません。
店舗の周囲を確認すると・・・・
他の木材も店頭在庫が「薄い」状況でした。
この店、販売機会を逃したいドM店なのか??? 補充さぼってんの????
余りにも謎過ぎて、店員にかけ寄り理由を訊くと「コロナで木材が入ってこないんですよ」とのこと。
いつ頃の入荷予定かと尋ねると、早くて2~3週間とのことで、メイン資材の購入は他店で探すこととしました。
実は、その2週間後に見に行った際に、補充されていたのですが、それでも店頭には1/4程度ぐらいしかありませんでした。マジで木材が枯渇してるという実感でしたね。
とは、いったものの同系列の別店ではたんまりと在庫がありました。店舗次第だなといいた感じです。
資材を効率よく購入する心得
資材の入手も立派な仕事です。ここに無駄な労力を費やすと製作へのパワーが損なわれるのでスマートな購買スタイルでサックリと終わらせるテクニックを紹介してゆきます。
勝負は駐車場から始まっている
先を見通す人は、店舗に入る前の段階で考えていることがあります。
ズバリ、車を置く場所と車の向きなんですね。
大物の資材を購入する場合は、多少遠くても周囲が込み合っていない場所を選びましょう。駐車向きは頭から突っ込む様に。
大物の資材を車両へ載せる作業は、時間がかなり掛かり、そして資材の取り回しからソコソコのスペースがないと厳しいです。
店頭近くですと、車の往来頻度が高く、いちいち資材を載せた台車を邪魔にならない位置に待機させたりと、煩わしくなります。
後のコトを考えて、急がば回れで賢く駐車をしたいものです。
店内台車の選び方・使い方
意外とバカにできないのが台車選び。
台車の動きが悪くてイラッとすることはありませんか?
イラっとする理由の多くは、車輪の状態なんです。
台車を持ち出す前に、4つの車輪を確認してみてください。
よくあるのが、前方か後方のどちらかが車輪の軸が固定式のタイプ。
まぁ、自動車と同じなのですが・・・。
このタイプはイマイチ使い勝手が悪いので、できれば前後の4輪ともフリーに動くタイプがお勧めです。
店内の台車が全部このタイプであった場合、方向転換したくても全然舵が利かないと感じたら、押す持ちての前後を替えてみたりして下さい。小回りが利く様になるかも知れません。
そして案外多いのが、車輪にロックが掛かっていたというオチ。
もちろん、動かす前にロックを解除してから使用します。ロックの殆どはどちらかに踏み込んでロック・アンロックになる物理的構造となっていると思います。
買い物の順序
施錠ができる車内に入る小物類は先に購入しておき、後から荷台に載せる大物を調達するという流れにしましょう!
長時間、荷台に資材を載せておくと「盗難」に遭うリスクがあります。
購入に要する時間も、小物は大して掛かりませんが、大物はそれなりに時間を要します。
まさか、そんなセコい人、悪い人なんていないでしょうと思うかも知れませんが、念には念を入れておくのが賢い生き方ですね。
会計の注意点
会計をスマートに済ましたい方は、是非次のことをして下さい。
購入する資材の値札が表示されている情報をスマホで撮影しておく!
この手間一つが、めちゃくちゃ効果があります!!
何気に苦労・ストレスがあったのが、店舗の会計システムの「要領の悪さ」です。
会計の担当者は、商品知識が乏しいアルバイト店員さんが対応することが多く、レジで長蛇の列を量産してたりします。
そもそも、資材の大半は「値札」やバーコードが貼られていません。
値段の情報が付与されていない商品では、次の様なアナログ的な方法での会計が一般的かと思われます。
①店員さんが、商品現物を見る。
②商品現物が何であるか商品一覧が記載された台帳から探す。
③台帳からバーコードをスキャンする。
ざっとしたイメージ
ここでの問題は、商品の値段は「店員さん」の判断ミスで、間違った値段で計上されることが多々あることです。
店員さんのミスで「悪気の無いボッタクリ」に遭わない為にも、会計時にスマホで写した単価情報を店員さんに見せてあげると、会計がスピーディーになるだけでなく間違いの防止にも繋がります。
過去3回ほど悪気の無いボッタくりに遭い、払い戻し請求をするハメになりました。
会計に並んで、払い戻しに並んでと・・・一粒で二度マズい想いをしています。
アルバイトの店員さんの場合は、間違えてて当たり前ぐらいに考えておいた方がいいです!!
そしてコレだけは、押さえて欲しいポイントです。
①会計後、その場で直ぐレシートを見て、単価の間違いが無いか確認する。
②間違いがあれば、その場で現物とレシートを店員さんに見せて払い戻しを請求する。
コレ、めちゃくちゃ重要です。
たとえ間違った会計をされてしまおうが、一度家に持ち帰ってしまうと、間違っていたコトを証明するのがベリーハードモードになります。
必ずその場で実物商品とレシートを突き付けるのが一番イージーなのです。
裸で売られている(個梱包されていない)資材は、特に言えることなので注意しましょう!
ヒヤリ・ハット事例
大型のDIYに取り組んでいる方についてはアルアルかも知れませんが、資材の買い付けで特にアセッた体験談を話したいと思います。
台車は油断も隙もない
台車の車輪ロックって、なんであんな面倒なものがあるんだろう?
この様に思った方も少なくないんじゃないでしょうか。
重量物をふんだんに積載した台車は、ストレスMAXな状態です。
・・・で、スキあらばと常に逃走を目論んでいます。
主人から自由になったとたんに
もはや、細かい説明は不要かと思いますが、駐車場はなんだかんだで「スロープ」になっていたりします。
外での会計が終わり、財布にレシートを収納していたら・・・いつのまにか台車が無い!? 台車が駐車場の車道に逃走していました。
面倒でも台車を停める際には、車輪のロックをお勧めします。
最後は、かなり重要なお話です。
車両運搬は固定が命
先に申し上げておきます。
搬送用の車両には丈夫で長めのロープを常備しておきましょう。
私は資材の購入にミニバンと軽トラを使用していました。
軽トラックは、気軽にモノを載せられることと、荷台が解放空間であるメリットがあります。沢山モノを運びたい際に、非常に便利です。
が、しかし。しかしですヨ。
「便利なモノには裏がある」って場合もあるんですね。
■軽トラックを使った時の話。
荷台ってかなり広いし、荷台からはみ出すこともないっしょ!
そう安易に考えて家を出た、軽トラに載せていたのは「30cmぐらいの軟弱なビニールひも5本」でした。
その日は、気合いが入り基礎ブロックやらコンパネやら荷台は埋まっていた状態でしたが、つい欲しいモノを見付けて追加購入をしました。
間仕切りにも良し、収納用のフック掛けにも良し、コンクリートの鉄心にも良しのアイテムです。
後先考えずに購入したものの、結果、車台に入らない事態となりました。
そこで、車に載せていた頼りないビニールひもを使って図の様に車両に固定しました。
その後、どうなったかと言いますと・・・・
まぁ、揺れる・たわむ・暴れるわ 冷やぁ冷ぁあ
まぁ、たかが片道10kmの近場やし大丈夫だろうと
少しだけスピードを上げてみると・・・・
ぶろろぉおおおん~(それでも時速40km)
!!!??
ギッタンばっこん!ずぎゃんッ※▲◎バカンッ、✖◇♪◆ぽよんッ@ぽぃ~んッ!!!
あかんッ! あかんヤツやコレ。
ちょっとした路面の凹凸だけで拾う拾う、思いっきりバウンド!!
運送中は想像以上に 風の抵抗と段差がヤバい です。
くれぐれも、安易に「まぁ大丈夫っしょ~」などと思わず、しっかりとしたロープや車載用カバーを載せておくなどの準備をしておきましょう!
後続にゾロゾロと渋滞の列を創ろうともアクセルを緩めるしかなかった私でした。
もちろん、後続車両も空中ダイブする鉄網が浮遊している姿に違和感を感じてくれたらしく妙に車間距離を取っていただいた心遣いが痛かったです。
笑いごとの様に思うかも知れませんが・・・
万一、積み荷が落下したり飛散して事故が発生したらドライバーの責任になります。
洒落で済まされないのでマジで気を付けて戴きたいと思います!!
まとめ
如何でしたか?
モノを買う。たったコレだけのことでも大きな資材を大量にとなると普段の買い物と勝手が違うということをお伝えできたでしょうか?
これらのお話は、事前に押さえておくべきだと痛感したので記事にしてみました。
少しでも皆様の為になったら幸いです。
最後までご覧いただきまして誠にありがとうございました。
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