人間生きていれば様々な「理不尽」と思える苦境や不幸が訪れることも珍しくありません。
前編では不幸と思われるコトが後々になっては実は幸せに繋がっていたという話を例に、
「広く前向きに長期的に物事を捉える考え方」をすることをお勧めしました。
後編では、「理不尽や不可抗力」に対し、どの様に考えれば前向きに進められるのか?
について「とっておきの話 2話目」を元に紹介させて頂きます。
■この記事を読んで頂きたい方
✅ 不運続きで生きる気力が出ない。
✅ なぜ自分ばかり酷い目に遭うのか?と不公平感に耐えることが多い。
✅ もう人生無理ゲーやし、死にたい。
■この記事を読むメリット
✅ 逆境を楽しめる様になる。
✅ 前向きな希望を持って活動できる様になる。
✅ 他人の幸せをいちいち気にしなくなれる。
とっておきの話 第ニ話
はじめに、ある話をシェアさせて下さい。
十数年昔のある日、化学プラントの工場長に工場長室に来る様に呼ばれ、何か怒られるコトしたのかと恐る恐る、工場長室に向かう私。
失礼します、〇〇〇〇です。 ど、どういったお叱りでしょうか・・・?
お!? 来たね。 じゃあ、そこ座って。
立場的に色々と板挟みになったり、厳しいでしょう。
ちょっとアル話をしよう。
「別に宗教の話じゃないから、昔えらいさんに聴いた話なんだけど」と工場長は断りを入れながら話を始めました。
■とっておきの話 第ニ話
人間が死ぬと、魂がある次元の宮殿の様なところに向かい、裁判官みたいな存在と面会する。
記憶を元に要点だけ抜粋
面会では、これまでの人生の評価が行われ、次の人生の難易度を自分で選択できる。
より難易度が高い人生を選び、良い人生を過ごせれば、その次の人生で優遇される。
ただし、次の人生への移行では、自分が選択した記憶が無くなって生まれ変わる仕組み。
・・・・というワケだ。
あ、ありがとうございます!! こんな貴重なお話を頂戴し、光栄です。
めちゃくちゃ、タメになりましたッ!! これからも頑張ります!!
と深々とお礼を述べて職場に戻りました。
さて、この話を読んでどの様に感じましたか???
察しの良い方ですと・・・ん? なんかのパクリじゃね?いやいや〇〇〇〇のコトでしょ。と感じるかも知れませんが、とりあえずは読み進めていただけると幸いです。
理不尽・不可抗力について
話は一旦おいておいて、先に記事の解決議題である理不尽・不可抗力について触れさせてください。
ところで、今更ですが「理不尽・不可抗力」をいう言葉から、どんなコトを連想しますか?
例えば
自分は何も悪くないハズなのに、自分を悪者にされたり・・・
はずれクジしか何のに、当たりを引かなければ許されないコトを強要されたり・・・
指示を受けてしていたことが、他者から責められたり・・・
はたまた、隕石が降り注いで滅亡したり・・・
などなど、程度は色々あるもののイメージに事欠かないハズです。
共通することは「自分の責任じゃない」ところで起こる「希望しない」ことですよね。
それでは、もうひとつ質問させてください。
次の場合、どちらが腹が立ちますか?
アナタはあるガラス製のコップを大切にしていました。
①ある日、うっかり手を滑らせてしまってコップを落としてしまい、コップは粉々になってしまった。
②ある日、友人が訪れ、保管してあったコップに勝手に触れ、コップが落下し粉々になってしまった。
おそらく大半の方は、②の方が、「腹立たしい」「イラ立つ」と思います。
何故なら、自分の責任じゃない、自分の過失じゃないと「感じる」からです。
※”形あるものは必ず壊れる”から、どちらも全く変わらないと思う方は、聖人の領域なので、この記事をそっと閉じてしまって下さい。
最強の思考方法
先ほどのコップの話を整理してみましょう。
①②ともに、「大切なコップが粉々に割れてしまった」結果には変わりがありません。
違うのは、「誰によって」そうなったかという過程や原因ですね。
なのに、「大切なコップが粉々に割れてしまった」ことに対する感情が違うことから
自分の過ちにはそれほど腹が立たない。あるのは後悔と反省のみ。
と言えるのでは、ないでしょうか???
このコトを利用するのが、私が提案する最強の思考方法になります。
結論としては、いかに「自身を納得さられるか」ということです。
それでは、自身を納得させる方法について
LV1 すべて自己責任として考える。
「理不尽」とは ”道理に合わない、筋が通っていない物事、矛盾している” ことですが
それらは、すべて「自己に非が無い」コトを前提としたものになります。
どうでしょう。
実は、多くの方が感じる「理不尽」とは、究極的に言えば「理不尽」の言葉で片付けられないのではないでしょうか?
例えば、「理不尽」な要求を当たり前の様にしてくる上司に毎日吐き気がするという悩みがあったとしましょう。
確かに「上司」と「部下」という間柄、指示として受けた以上、「理不尽」だろうと意志に反していても実行せざるを得ないこともあるでしょう。
ただ、本当に指示に従うだけしか方法が無いのでしょうか?
指示を実行しない自由もありますし、上司を手玉にとってコントロールすることや、そもそもおかしな上司と接しない、会社を移るなどなど、自身で出来る何らかの手立てが残っているかも知れません。
この様に、一見「理不尽」と感じている状況でも、完全に自分自身に責任は無いと「言い切るには早いと気付けたら」しめたものです。
少しでも、相手を包括してあげることを含め、改善の余地を見出し、それを実行していない自身の責任を見付けられたら、おのずと「自分が悪いから仕方ない」という納得感を得られるので、ストレスも軽減されるハズです。
極限まで責任転嫁から脱却して物事を捉える思考は、自己成長にも繋がるので大変お勧めです。
LV2 自己暗示で思い込む。
「不可抗力」・・・天災など人間の力や自身では抗えない力による不幸や、先天的な不遇などにはどう向き合えば救われるのでしょうか?
身内はもちろん、身近な方や親しい方が亡くなれば、悲しみも深いですし
身体が不自由だったり、重病を患うハンディキャップを負って生まれてくれば、並大抵ではない辛さや試練が待ち受けていることが想像できます。
さすがに、この様な不可抗力を超越して、自己責任として考えるのはなかなか難しいことです。
現実的に、どうすることもできませんから。
ただ、いくぶんか精神を癒すことができると思うのが、冒頭で紹介しました
「とっておきの話 第ニ話」の概念です。
不可抗力による「辛い・悲しい・苦痛」なども、「自らが自身に課した試練」であり、次の人生で恩恵を受ける為のものということであれば、受け入れられるというか、受け入れるしかありませんよね。
自己でした決断や決定は、最強の忍耐力・耐久力を自身に与えてくれます。
ちなみに、私は占いとか信仰など、ほとんど興味がありません。
そして「とっておきの話 第ニ話」の真偽についてはどうだろうと知った事ではありませんし、作り話でもなんでも結構です。
ただ、「とっておきの話 第ニ話」の様に考えられれば、色々な不遇にも「納得」して立ち向かえると感動したことは事実です。
大切なコトは、どうやって自分を納得させられるのか?
そういった意味では、最強な考え方だなと思い、紹介させて戴きました。
目的は自身の精神の安らぎを得ること。
方法は色々あるかと思いますが、一度この考え方を試してみて下さい。
めちゃくちゃお勧めです。
あとがき
ちなみに「とっておきの話 第ニ話」は【輪廻転生】や【カルマ】に似た話であるのですが、あの工場長は、宗教の話をしたいわけじゃないと断ったうえで、この話をして下さいました。
かなり昔ではありますが、「仮想現実」をテーマに描いたマトリックスという映画がありました。
詰まるところ、真実は体験したモノにしか判りません。
信仰、宗教、占いなど信じるか信じないかは、人それぞれの自由ですし、信じるコトによって自身が救われるなら、大いに信じた方がいいと思います。
ただ、自分が信じているものが正しいのか? と、時には振り返ってみたり
他の概念も目を向けて、柔軟に自分にプラスになることを取り入れていく姿勢は保ちたいものですネ。
今回は、あくまで「自己暗示の方法の一つ」として最強だなと思い主観的に記事にしたもなのでご了承願います。
最後までご覧いただきまして、誠にありがとうございました。
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