【ハローワーク利用の方必見】書類選考を通過させる志望動機とは?応募前に考えておくべき3つのこと

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多くの人が影響を受けたコロナ禍、国内でもワクチン接種が今年2月17日より開始されたとのことですが、まだまだ出口が見えてこない状況が続いています。

新型コロナウイルス感染症(国内の発生状況)

現在感染者数 64,713 新規感染者数 4,198

データソース:新型コロナウイルス感染症まとめ – Yahoo!ニュース 
2021年5月4日 23時55分更新より

感染への不安を抱えたまま過ごす事に変わりはないのですが、雇用にも大きな影を落としています。

コロナ禍の影響で解雇や雇い止めにあった方、なんと10万人を越えてきているとのことです。

都道府県別集計結果(累積)「新型コロナウイルスに関連した雇用調整の状況」(累積数)
解雇等見込み労働者数 102,153人
引用:新型コロナウイルス感染症に起因する雇用への影響に関する情報について

総務省統計局(20214/30)によると
完全失業者数は188万人・・・前年同月に比べ12万人の増加(14か月連続の増加)とありますが
コロナ禍による影響が大きいということですね。

さて、前置きが長くなってしまいました。

こんな世の中、余儀なく就職活動を強いられている方で

なかなか内定を得られず苦戦している。
就職活動に掛ける労力を極力減らして効率的に内定をゲットしたい。

という想いに向け
「現役選考担当者」が、書類選考を通過させる為のヒントをお伝えしていきたいと思います。

この記事では、以下の様な疑問について解説してゆきます。

応募書類の準備がダルいけど、本当に必要なの?

履歴書の志望動機は何を書いたら良いの?

この記事をご覧いただけたら

労力を掛けるべき事手を抜いても大丈夫な事の区別がつく様になるので
より就職活動を効率的に進められる様になるかと思います。

なお、当記事は【ハローワーク利用の方必見】就職活動が長期化するのはナゼ?現役選考担当者が明かす3つの誤解と省エネのコツをお伝えします。の後編として「応募書類」にスポットを当てた内容となっています。前編をご覧になられてみえない方は、是非合わせてお読みいただければと思います。

応募書類の前提

さて、求人は縁モノでもあります。

応募先が決まれば、なるべく早く応募した方がイイのですが
ただ早ければ良いと言うものではありません。

しっかりとしたアピール書類を準備して臨みましょう!

特に以下の内容と一致する方は、当記事をじっくりとご覧願いたいです。

①応募には履歴書だけ送付している。
②志望動機が空欄となっている。
③志望動機に「勉強させてもらう」と記入している。

応募書類の意味

就職活動で避けて通れないのが応募書類。

最近でこそWeb入力で済ます方式も増えてきましたが、やはり主流は「紙」ベースです。

応募書類で一般的なのは以下4点ですね。

①履歴書、②職務経歴書、③添え状、④紹介状(大学・ハローワーク等経由)

ハローワークを利用されてみえる方は
「②職務経歴書が無い」ことが圧倒的に多いです。


よくあるパターンは①「履歴書」+④紹介状の提出のセットですが・・・

これは既にお祈り文書をもらう為に「個人情報」をバラまいている行為に近いです。

結論から言えば、よほど「応募が集まらない漆黒の会社」「人事が暇過ぎる会社」
もしくは「使い捨て人員の募集」でなければ面接に進むことはないでしょう。

履歴書と職務経歴書を商品に例えて簡単に言い直すと

履歴書=商品そのもの、商品ラベル
職務経歴書=取り扱い説明書や仕様書

といった具合でしょうか。

商品ラベルにはそう多くの情報を知ることはできません。
せいぜい「産地」やブランド名、原材料名、内容量や寸法という表面的情報が得られるぐらいですね。

一方、取り扱い説明書や仕様書を読めば、使い方や用途・能力・耐久性をはじめ
その商品を使う事で得られる効果がより具体的に理解できます

例えば貴方が営業マンだったとします。

とりあえず取説の無い商品を送り付けた場合、商品の説明をしに来て欲しいと
お客様からお声が掛かると考えますか?

ただでさえ、モノが溢れかえる時代です。

得たいの知れない商品を購入してくれる可能性は限りなくゼロに近いでしょう。

真面目に応募するなら最低でも
「履歴書」「職務経歴書」のセットを準備して臨みましょう。

③添え状・・・さほど「重視」されることは無いと思います。

「熱意」を訴える意味ではプラス要素として働くかも知れません。が、その程度です。
また、どこの会社にも転用できる汎用性の高い内容であれば意味が無いでしょう。

④紹介状・・・手続き上の書類であって、採用の決め手になることはマズないでしょう。

履歴書について

応募書類として、職務経歴書は必ず準備して欲しい重要書類であることを説明しました。

次は履歴書について説明します。

記載する情報のメインは貴方が「過ごしてきた場とその時間」資格志望動機となります。

選考担当者が、貴方という「戦力のポテンシャル」概要を読み取るツールになるワケですね。

手書きじゃないとダメ?

ひと昔前であれば、履歴書をワードやエクセルで作成するのは
「熱意が見られない!」「ケシカラン」という風潮が強くありましたが・・・。

私的には、ワードやエクセルで作成できるならそれでOKと考えています。

なぜなら、履歴書は貴方の戦力に係る情報を伝えるのが目的であるので
目的を達成する為の手段について「手書きでないとダメだ」と言うのは非常にナンセンスだからです。

手書きだと一文字失敗しただけで全部を書き直すとか無駄過ぎませんか?

フツーに無駄過ぎますよね? 

果たして「履歴書」で一字違わず書き上げることがそんなに重要なことでしょうか?

まぁ、文字を正確に書き写す仕事とかであれば関係ありそうですが・・・

今のご時世、そんな転写スキルが重宝されることもないでしょう。

目的を合理的に果たすツールの活用をダメだと考える会社は、古い考え方であり「非合理的」な体質である組織(漆黒)である可能性が高くなります。

そんな会社を見抜く為にも、ワード・エクセルで作成できるなら是非活用していきましょう。

志望動機の罠

履歴書を作成するうえで、一番手間を掛けて戴きたいのが「志望動機の内容」です。

中には「志望動機が空欄」のまま提出される方もみえますが・・・
流石に「論外」です。

履歴書の作成は手書きじゃなくてもOKと述べました。

それは「入社の熱意」「志望動機」で伝えることができるからです。

履歴書に志望動機の欄がある理由を考えたことはありますか?

志望動機を「タダの志望の動機でしょ?」と考えてみえる方や
何も考えずにヤッツケで埋めている方は、「採用のチャンスを逃している」と思われます。

応募書類の意味では履歴書=商品そのもの、商品ラベルと端的に説明しました。

履歴書の志望動機とは、商品の「キャッチコピー」の役割を担う
と考えると良いでしょう。

キャッチコピーとは簡単に言えば、ある商品を買ってもらう為の
動意付けを促すフレーズです。

就職活動とは、自分という戦力を応募先に売り込む活動と言えます。

売り込むと言うことは、相手が購入するに値する理由が要りますし
先ずは、興味を持ってもらえることが必要です。

つまり、志望動機は応募先に自分への興味を持ってもらう為の案内文ということになります。

では志望動機として、どの様な内容を記載すれば
応募先に興味を持ってもらえるのでしょうか?

少し残念な、ありがち3パターンをあげてみましょう。

A:~に貴社の募集があったので応募しました。
B:~の管理に興味があったので応募しました。
C:~の知識について勉強したいと思い応募しました。

それぞれの残念な理由は以下になります。

A:・・・まぁ、その通りですが当たり前のことですよね。
B:お試しに働いてもらうワケではありません。合わなかったら直ぐに辞めますか?
C:学ぶのは自由ですが、会社は学校ではありません。逆に授業料を戴きます。

如何でしょうか?

この3パターンに何か共通する事を感じませんか?

それは「応募先側のメリットになる事が記載されていない」ということです。

ハイ、これが志望動機の記入欄に潜む罠です。

「動機を聞かれたからシンプルに答えた」だけでは全く意味がないのです。

この罠に引っ掛かり、長々と文章を書き連ねたところで・・・

応募先は、貴方がどこで募集を知ったとか、〇〇〇に興味があるとかは
採用する前の段階において「どーでもよいこと」なのです。

そんなコトよりも応募先がマズ知りたいことは

貴方を採用することで「どんな活躍をしてくれるか」ということです。

それではどの様な内容を記載すればよいのかポイントを解説してゆきます。

志望動機で押さえたいポイント

志望動機はいきなり書き始めるのではなく、ベースとなるものを考えてから進めて下さい。

なお志望動機の記入欄の広さは、履歴書のフォーマットで変わってきますが
そこまで多くのことを書ききれないかと思います。

そこで、次の要点に絞った内容だけ記載するといいでしょう。

①自分の強みと応募先で活躍できること
②活躍できる理由
③応募先の会社でないといけない理由

それでは、それぞれの内容について考えてみましょう。

①自分の強みと応募先で活躍できること

選考担当者が一番知りたいのは、この人を入社させたらどんな活躍をして貰えるか?
ということです。

なので、自分を入社させるとコンナニお得ですよ?と思わせる内容を考えます。

ここで大事なのが、相手にとってのメリットは何かを知ることです。

その為には、募集先の会社について分析する必要があります。

これをサボると全く響かない志望動機の出来上がりとなってしまいますので
一番頑張って頂きたいのです。

それでは分析すべき内容についてピックアップしてゆきます。

その仕事が募集されている背景は何か?

単に欠員の補充なのか、事業拡大による増員なのか、はたまた新規部署または事業の立ち上げなのか
その仕事の募集が行われている背景を考えるコトは非常に重要です。

例えば頻繁に募集が行われていたり、急募となっていたら欠員の補充であることが考えられるので
そう高レベルなスキルや経験が求められることは少ないでしょう。

逆に、新規部署や事業の立ち上げでは、より高いスキルと知識、幅広い経験が求められるなど
その募集の背景によって求める人材像が変わってきます

募集されている仕事の課題は何か?

何を目的としてその仕事が必要なのでしょうか?
当たり前ですが、仕事は何かの目的を達成することによる報酬です。

応募先の募集業務が「何の仕事でどこまでを手掛けることになる」のかを考えます。

募集要項に何も記載されていない場合は、応募先の会社ホームページなどを見て
何をしている企業か? どういった組織があるのか? といった情報入手するといいでしょう。細かく分業化された企業であれば特化型、あまり部署がないようであれば担当業務の範囲が広くなるでしょう。

自社内だけ? 社外対応がメイン? 特化型? マルチプレーヤー?

オペレーター:持ち場の操作作業の遂行、営業:新規顧客拡大や既存顧客のフォロー
販売:売り場管理・会計・顧客への案内・販売促進・・・・etc。

その仕事で求められるスキルや知識は?

募集されている仕事の課題は何かを掴みましたら、ほぼ完成です。

あとは自身のスキルや知識で、募集業務の課題解決に一致している内容とレベルを書き出します。

色々出てくるかと思いますが、この中で一番アピールできそうな内容に絞ります。

その仕事を通じて、自分のスキルや知識どの様な場面で
どの様に活かしどの様な成果をあげられるかについてまとめていきます。

②活躍できる理由

「①自分の強みと応募先で活躍できること」を考えていただきましたら

次に考えるのは「活躍できる理由」です。

いくら「自分は〇〇〇〇の知識があって〇〇〇〇が出来るゼ」と張り切って言うだけでは「信ぴょう性」が全くありません。

そこで自分が主張する「活躍できる理由」の裏付けとして「経験」を示しておく事が必要です。

「経験」を示すことで、次の仕事でも同じ様に活躍できるという「再現性」の説得力が増すワケです。

以下の文章は私のオリジナルですが

イメージとして「経験」+「経験で得たスキルや知識を次の業務の〇〇〇に活かす」といった具合いで記載すれば、説得力が強くなると思います。

前職の〇〇〇の製造では、〇〇〇の効率化に〇〇〇の方法で取り組み、〇〇年間で〇〇%の歩留まり向上を達成できました。御社の〇〇〇業務では〇〇〇が重要であると考えていますので、これまでの〇〇〇の効率化に取り組み経験を活かし、〇〇〇することで〇〇〇に寄与することに是非チャレンジさせて戴きたいと思い応募致しました。

※成果は数値化するとより説得力が強くなります。数値化できないものは、悪い状態から良い状態や結果について、いきさつを含めて説明すると伝わりやすいですね。

つまり「意識していたコト・心掛けていたこと・注力していたこと」でも何でもよいので「自分が~したから、結果こう良くなりました」という「経験」を入れて戴くだけでも随分と変わります。

もし、まだ経験がない新なコトにチャレンジしたいという方は
日々勉強中であったり、習慣的に取り組んでいる例をあげてもいいと思います。

③応募先の会社でないといけない理由

コレが一番難しいですね。

何故この内容を書いて戴きたいかと言いますと・・・

おぉー、凄い優秀な方だ!

・・・「でも、コレってウチじゃなくてもいーよね?」

となり、応募先への帰属意識が薄いと見なされてしまう事が考えられるからです。

応募先の情報を詳しく調べておかないと書けない内容になりますが、ココを上手く書ければ「その会社で働くことの情熱」を伝えられることになります。

企業理念や事業方針などの共感、会社独自の取り組みなど自分が応募先と一体となりたいことや、同じ方向性がある事を伝えられるといいでしょう。

だだし、綺麗ごとの言葉を並べても薄っぺらくなりますので特に無ければ・・・
地域性を活かした事業場の特徴や事業の成長性などに触れ「自分として重視しているものが御社に在る」ことをアピールしたいものです。

なお、③応募先の会社でないといけない理由については面接の場で「熱く語る」でもOKかと思います。

まとめ

如何でしたか?

応募先の会社は、アナタのコトを全く知らない状態から選考を行います。

どんなに能力の高い方でも、その事を伝えなければ「その他大勢の方」と同じとなってしまうのです。

面倒な応募資料は、アナタのアナタだけの良さや魅力を伝える唯一の資料となります。

少しでも良い会社生活への道は多くの人も希望するところなので
「その他大勢の方」と同じでない個性と熱意を書類に宿らせれば書類選考の通過率も飛躍的にアップするかと思います。

勝負事で一番くやしいのは「実力を出し切れずに敗退」することではないでしょうか?

こういったことを避ける為にも、応募書類の準備については自身の実力を最大限表現できるものに仕上げたいですね。

一時的には面倒でも、長い目で見れば結果的に近道となると思い当記事を作成しました。

この記事が、皆様にとって少しでもお役に立てたら幸いです。

なお、面接編も紹介していますので時間がございましたら【これで解決!!】面接で緊張しない為のたった1つの考え方。就職活動の大きな誤解について解説します。も併せてご覧いただけたら幸いです。

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イッシぃ~
自身の体験談を基に「価値ある情報、楽しみに繋がること」を発信し、少しでも皆様の生活のお役に立ちたいと考えています。 思ったことを実現する力「行動」のキッカケになれれば幸いです。 そろそろ尖った人生へ乗り換え準備中♨♨♨

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