最近、副業、副業って流行ってますけど稼ぐだけが全てじゃないってご存知ですか?
「無駄遣い」をしないってコトも大事なんですよね。
今回は、お金を掛けずに楽しめる趣味として「燻製」をする為の装置が600円以下で作れることを紹介したいと思います。
普通の食べ物は飽きたから、「ひと味違う料理を作ってみたい」という方は是非ご覧下さい。
はじめに
ところで、燻製「くんせい」の独特の風味を楽しむ以外の効果ってご存知でしょうか?
燻製の目的とは?
燻製の大きな目的は2つあります。
一つは、ご存知の通り「煙の風味」を食材に付ける為ですね。
もう一つは、食材の「保存性」を高める為に行う調理方法なんです。
燻製による食材の保存性が高くなる理由は2つあります。
煙に含まれる殺菌作用がある成分が食材に浸透することと、食材中の水分が抜けるので水分活性が低下して菌類の繁殖が抑えられるということで、つまり美味しくなって保存性も高まり一粒で二度おいしいというワケです。
燻製の種類
燻製には、大まかに3つの種類がある様です。
違いは食材を煙でいぶす温度と時間で、熱燻、温燻、冷燻という区分に分けられています。
燻製はかなり奥の深い話なので詳しい説明は割愛しますが、とりワケ私が紹介するのは「熱燻」という高温&短時間で行う即興お手軽な燻製用の装置の話になります。
燻製器の作り方
購入するもの
燻製器だけなら以下の3アイテムだけです。
すべて100円ショップで揃います!!
①同じサイズのステンレス製のボウルを2つ
②①のボール断面と同じサイズの金網(円形タイプ)
③ステンレス製のクリップ
※アルミホイル(あると便利です)
①ボールは、そこそこ大きいサイズを選ぶのがいいと思います。
大きいと、一度に燻製処理できる食材の量が増えるのと、煙を多く閉じ込められるからです。
※100円ショップとは言っても、ボウルサイズが大きくなると200~300円と価格設定が変わってきます。私は確か直径30cmのビッグサイズを選びました。
②金網のサイズは必ずボウル断面と同じか若干大きめを選んで下さい。
小さいサイズはボウルにセットできないのでNGです。また逆に大き過ぎるとボウルからはみ出してクリップで固定がしにくくなります。
繰り返し使用していくと、どうしても食材や煙の成分が金網に付着してきますので、金網の掃除が面倒だったら、数枚買っておくと後が楽です。予備分を購入しても数百円変わってくるだけです。
③5~6ケ以上入っているもの1袋で充分です。
④アルミホイルは無くて出来ますが、ある方が絶対いいです。
組み立て方法(30秒)
燻製のやり方は後述しますが、組み方のイメージだけ説明します。
燻製器以外に準備するもの
実際に燻製をするには、燻製器以外にも以下3つを準備して頂く必要があります。
①燻製にお勧めの食材
食材が無くては始まりませんw
基本的に水分が少なめな食材であれば大抵イケるハズです。
個人的なお勧めな食材は・・・
ナンバー1:チーズ(鉄板)※とろけるチーズは悲惨な事になるので絶対に止めてください
ナンバー2:ウインナー(皮がパリッとしたタイプがお勧め)
ナンバー3:ゆで卵(半切り)※あまり輪切りにし過ぎると黄身が落下します
魚介類・・・イカ、サーモンなども王道でしょう。余分な水分はペーパータオルなどでふき取っておいてくださいネ。
意外と「ナッツ類」がダークホースで、超美味となりますが、熱で溶けない器に載せたりアルミホイルを下に敷くなど工夫が必要です。私はよく「業務スーパー」などで大量に入っているナッツの詰め合わせセットを購入していました。
②燻煙する為の木片(重要)
香りも味のうちと考えるなら、使用する木片の種類で大きく変わります。
樹木をノコギリで切断した際に出るオガクズでも出来そうですが、私は燻製用に販売されている市販品を使っています。キャンプ用品店かAmazonなどのネットショップでも気軽に入手できますので「燻製用チップ」「スモークチップ」と検索すれば沢山の種類が出てきます。
サクラは最強と信じていますが、りんごもいいですね。
400gもあれば、10数回は持ちますので最初は少量だけ購入して試してみるといいかと思います。
③熱源
室内で行うなら、ガスコンロか電気コンロがベストですね。
ロウソクで試したことがありますが、ボウルにススが大量に付着するのでお勧めできません。
以前、コストコで燃料用ロウソクセット200ケ?入りを購入したのですが、まるで使い切れずにやってみました(笑)
ボウルの底面にアルミホイルを貼り付ける手もありますが、そこまでしてという気になれませんし。
野外であれば、カセットコンロが一番手軽です。
燻製のやり方
セット手順
①ボウルを口側を上向きに置きます。
②木片(チップ)をボウルに入れます(アルミホイルを敷いておくと後が楽です)。
③金網をボウルの上に重ね置きます。
④食材を金網の上に置きます。
⑤もう一つのボウルを口側を下向きにしてフタをします。
⑥2つのボウルが重なり合った縁の部分をクリップで4カ所程度を固定します。
イメージ
加熱
セットした食材によりますが、煙がボウルの縁から漏れ出してくるまでは強めの火力で一気に加熱した方がいいでしょう。
弱い火力で、加熱にあまり時間を掛け過ぎていると、ボウル内の温度が上がり過ぎて食材がヘタってしまいます。
煙が漏れ出してきたら火力を弱めて、ボウル内の煙の濃度を上げる為に数十秒加熱し、火を消します。
注意点
ボウル全体が熱くなりますので、加熱中はもちろんですが、火を消した後も数分は熱いのでボウルに触れない様にして下さい。
火を止めた後、60分ぐらい放置しておくとより強い香りになりますし、ボウルを開けた際に「浦島太郎の重箱」にならないで済みます。
煙が若干漏れてきますので、室内で行う場合は換気扇の下で、モードは強にしておくことがお勧めです。
まとめ
加熱のやり方と燻煙時間は、食材の量や種類であったり、燻製用チップの量により左右されますのでトライ&エラーで色々と試して頂きたいです。
燻製機として安いものであれば2000円を切る安いものがあるので、そちらを購入するのもいいかと思います。
今回紹介したものは、ボールと網とクリップなので1回だけ試してみて「飽きた」としても、別の用途で再利用できますのでお勧めです。
ボールは2つを重ねれば、それほど収納スペースが要りませんし、キャンプに行く場合にはボール内部に食材を入れておくなどの工夫でそれほど嵩張るものではありません。
キャンプはキャンプplusアルファがあると、より楽しめるものです。
燻製はキャンプとの相性が抜群ですので、アウトドア派の方にはマジお勧めですよ!!
では、では★
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コメント
秋の味覚
松茸と栗🌰なんかしたら、
もっと最高の味になるのかな?
まりりんさんコメントありがとうございます。
なるほど!参考になります★
松茸については松茸の香り自体が貴重なので・・・台無しになりそうですネ。
栗のスモーク風味は聞いたことがないので試してみたいと思います。