突然ですが、死のうと思うほどの絶望したことはありますか?
慢性的に人生に嫌気が指しているというのは、よく聞く話だと思いますが
「今までありがとう、さようなら」とメッセージを受けることは、そうそう無いかと思います。
ですが、世の中は思う様にいかないことだらけですし、突然の不幸や困難に見舞われても不思議ではありませんよね?
もしアナタが「死を選ぶかどうかの困難」に直面した際、アナタは前向きに向き合えるでしょうか?
今回は、現実逃避をしたい人・人生詰んだと諦めている人に向けて、私がとても影響を受けたとある知人の「悲惨な借金」と「再起の考動」について紹介させていただきたいと思います。
この記事を読めば、人生を簡単に諦めるのはもったいないということが解り、人間死ぬ気になって頑張れば、大きな力を発揮できることを知ることができるかと思います。
理由により、知人が誰なのかは明かすことはできませんが、ノンフィクションのお話になります。
是非プラスの影響をお裾分けできたら幸いです。
借金600万を負った知人の過ち
何で借金したのか?
FXという言葉はご存知ですか?
外国為替証拠金取引と呼ばれ、為替レートの差であったり通貨金利の差を利用した投資で、自身の資金以上にお金を運用できてしまう手法(レバレッジ)があります。
知人はお金を稼ごうとして、このFXによる投資を行っていました。
投資の損失が積み重なってきた為、損失を取り戻そうとするも負のスパイラルに。
ある日、私のLINEにこの様なメッセージが飛び込んできました。
一日で100万円が飛びました。
もう終わりです。
実は私も株投資で失敗し、20分で80万円の損失を出してしまったり(流石に吐き気がしました)、累計で300万円ほど損失を出していたので、そう驚かずにこう返信しました。
マジっすか!?
何でそんなにやられたんですか??
最後の勝負に出ました。もう何もかも手につきません。
本気で死のうかと思います。
ちょっと、ちょっとッ!!
早まらないで下さいッ!!
話を聴かせて下さい!!
話を聴けば、既に500万ほどの借金返済中に最後の勝負に出たところ、一気にとどめを刺されたということでした。
このFXの恐ろしさは、自己資金以上のお金を投資できてしまうことです。
いわゆるレバレッジというものですが、日本国内の上限規制では最高25倍の設定も可能とのことで、例えば4万円あれば、100万円分の取引が出来てしまうということですね。
儲かる場合は、大きく儲けられてウハウハですが、その逆であれば目も当たられません。知人は、このレバレッジを利用し、一気に大きな損失を出してしまったのです。
もちろん、最大の損失上限を設定できるロスカット(強制決済)とという仕組みがあるのですが、不運にも為替が一時的に大きく変動し、損失の上限設定を越えてしまった結果でした。
こうして知人は、既に限界に近い借金500万に加え、さらに100万の追加借金により600万円の借金を抱えることになってしまったのです。
■為替についての捕捉
本日の為替は~1$107円・・・といった情報が毎日ニュースで報道されていますよね。
国内外の情勢により、為替レートは日々変化します。特に社会情勢が不安定だったり、世界的な動向(戦争・選挙などのイベント)があると為替が激変します。
借金600万円の重さ
600万円の借金なんて大したことじゃない。住宅ローンや高級車のフルローンを利用している方は、そう思うかも知れません。
ですが、知人にはある事情があり、とても高いハードルが課せられていたのです。
高いハードルとは、3つの理由によるものです。
1つは、借金のお金の出どころが「消費者金融」という「超高金利」であったこと。
消費者金融でよくある年利15%の金利のヤバさはご存知でしょうか?
例えば100万円を年利15%で1ヶ月だけ借りた場合。
約12,000円の利息が発生します。・・・利息だけですよ?
これが600万としたら、毎月利息分だけで約72,000円!! この72,000円だけを返済しても、借入金の元本は一切減っていかないって、相当厳しいですよね?
まず返済金額のハードルの高さは伝わったでしょうか?
2つ目は、本業の給料外から返済する必要があったということです。
FXという投機に近い投資の失敗は、過去にしていた為、二度とやらないと約束していたことがあり、再度同じ失敗をしたことを家族に伝えるわけにはいかないという事情がありました。
つまり、「副業」による返済というとても厳しい条件下に向き合うことに迫られていました。
そして、私はこれが一番厳しいのでは?と思う3つ目の理由について。
毎月確実に、最低でも72,000円以上の返済金を用意する必要があるということです。
知人は複数のクレジットカードでそれぞれ借り入れ額の上限の枠まで使い切っていました。
返済に遅れが出れば、家に払込用紙が郵送される可能性が高く、家族に秘密がバレてしまいます。
月給という安定性の高い収入を頼りにすれば、そこまで難しいコトではないかも知れませんが、副業で毎月確実に72,000円以上を稼ぎ続けるというのは相当キビしいと話だと思います。
サラリーマンだとイメージしにくいかと思いますが、純利7万円を得るには利益率10%としても70万円以上の売り上げが必要なのです。
本業の片手間で、毎月コンスタントに70万以上の売り上げを達成しないといけないって想像がつきません。
以上、高いハードルの理由のまとめは以下の通りです。
7万円以上X副業での利益のみでX毎月確実に返済が必要
知人の再起に向けた考動とは?
諦めなかった
一時は、死のうかと意を決した知人ですが、幸い今も生きてみえます。
その背景には、何とかして挽回しようとする執念と失いたくないもの(家族)の為だったら何でもやるという覚悟があったのです。
知人が挽回をする為に取った副業のスタイルは、今では珍しくもない「せどり」という方法です。
今や「レッドオーシャン」で誰もが簡単に参入できる反面、利益を出すのが難しい世界です。
副業に割ける時間は、本業が終わる21時ごろから深夜2時頃まで。土日は発送業務にあてがう日々。
お小遣い欲しさに「利益が出たらいいな」という生ぬるいものではなく、「利益が出せなかったら死」というプレッシャーに晒されながらの戦いです。
ですが、彼は日々研究を重ね、資金が底を尽きそうな中でもコンサルにお金を投じるなど、とにかく売上を増やす為にできることを探究し、何でもチャレンジし続けてきた結果、安定的な収入をキープすることをクリアしています。
これらの話について詳細を知りたい方は知人のNOTEでのコンテンツからご覧下さい。
koteruchan|note
失敗に目を背けず反省した
知人は二枚目で愛想も良く、腹を割って話せる「すごく頭の良い人」でした。
・・・が、頭が良いが故に合理性や効率性を重視した「投資」ならぬ「投機」にハマり、泥沼にハマってしまったのです。
一度、良い味を知ってしまうとなかなか離れられないのが人間です。魅力的な甘美を断ち切るのは簡単ではありません。
しかし、「投機」という一発逆転の力を持った方法で失敗した知人は、コツコツと堅実な積み上げこそが「遠回りに見えても一番の近道」であると失敗を教訓としてその後に活かしています。
苦境を表に出さない
知人から一番影響を受けたことは、まるで何の悩みもなく過ごしているかの様な彼の振舞いでした。
会う度に、男でも惚れ込んでしまいそうな「爽やかなスマイル」で明るく接して頂いてます。
もちろん、私は彼の内情を知るモノ。抱えている重荷の大きさを知る者です。
・・・・で、あのスマイルかよ!?
と、いつも器の大きさをマザマザと見せ付けられるんですね。
「並みならぬ、精神力」
そして同時に、そんな苦境を一切見せずに、ありとあらゆる手立てを取りながら起死回生に向けて進んでいる姿を見ているうちに、俺は何をやっているんだ!?という想いが込み上げてくるのです。
そう、私は簡単に言い訳をして、自分に残された可能性に対し、何もアクションを起こしていない事がハッキリと判り、もの凄く恥かしくなったのです。
これが私のモガキ(藻掻き)ブログの原動力となった話になります。
まとめ(知人の今は?)
その姿は、まさに「マグロ」そのものです。
マグロって???
マグロは普通の魚の様に、エラを使って水を口から吸って吐くという方法で呼吸ができないのです。
つまり、生きるために「泳ぎ続けている」ということです。
果てしない海原には、未知なる外敵にもいつ出くわすかも判りません。
生物は常に死から逃れる本能が備わっていて、その本能に従い最大限の生き延びる能力を使って生きています。
反面、人間はかなり安全で保障されてた環境で生活していますし、今や明日殺されるかもと「ビクビク怯えて暮らす必要がある国」も減ってきています。
不平・不満を言って、死の心配が無い生活が、どれほど恵まれているのでしょう。
まして、大した努力や考えもしないで、何かイイこと無いかな~と、甘々ぬるぬるの日々をノウノウと過ごす私だったので「変わりたい」と思った次第です。
と、知人にまつわるお話はココ迄です。
最後までご覧いただきましてありがとうございました。
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