毎日想う事。
こんなクソみたいな会社、いつでも秒で辞めてやるわッ!!
・・・と、本心とは裏腹に トボトボ会社のドアを開け
おはようございます!
ともう一人の偽りの自分が挨拶を振りまく・・・
あぁ~ッ!違う、違う、そうじゃない。
こんなハズじゃないけど、転職のダルさは身に染みているのネ★
ども、惰性で祝祭日の出勤に違和感を忘れてしまった半社畜のイッシぃ~です。
今回は「くそダルい転職活動」を少しでも「省エネ」して頂きたく
ハローワークを通じた就職活動で、なかなか内定を得られず苦戦されてみえる方
就職活動に掛ける労力を極力減らして効率的に内定を得たい方
に向けて「現役選考担当者」が、以下の様な疑問へのヒントをお伝えしていきたいと思います。
応募書類を何通も出しているけど、書類選考すら通らないのはなぜ?
この記事では、押さえるべきポイントと、その理由をセットにして解説してゆきますので
様々な場面で応用できる知識を得られるかと思います。
究極の正解とは?
無数のサイトで就職活動の解説がありますが、「正解の型」が決まっているワケではありません。
一つだけ言えることは「応募先の採用担当者に採用したいと思わせるコト」が正解です。
これはシンプルで当たり前に聞こえるかも知れませんが、実は物凄く奥が深い話なのデス。
このコトを本当に理解していないと、無駄な労力を掛けるだけで報われないパターンに
おちいる可能性が高くなります。
①選考基準の誤解
「俺には何の才能も無いし、経験もコレといって無いし優秀な人間がうらやましい」なんて感じたことはありませんか?
優秀=採用と思っている方。これは間違いデス!
もしこう考えている様でしたら、今すぐその考えを凍結し、粉砕して廃棄して下さい。
そもそも、優秀か優秀でないかは自分自身の判断ではなく、企業が決めることだからです。
もっとも大切なのは「その企業が求める採用枠にマッチした人材である」ことです。
何故なら、求人とは事業目的達成の為の手段の一つであり
人材が優秀であることが目的ではないからです。
例えば、車の購入を考えた場合
A:近所のコンビニやスーパーに行くだけのチョイ乗りをメインとする方が
豪華なビップカーを真っ先に買おうと考えるでしょうか?
また逆に
B:公共事業で大量の土砂を運搬する事を考えている場合に
軽トラックを第一候補に考えるでしょうか?
普通に用途をメインに考えるなら
Aであれば軽自動車またはコンパクトカー、Bであれば10tトラックなど大型車両などが
優先的に候補としてあげられるのではないでしょうか。
もちろん「大は小を兼ねる」という言葉もあり、Aであれば「たまには豪華にお出掛けする」ことを考慮に入れることもあるでしょうが、事業活動において基本的にコストを度外視する様なことはマズありえません。
Bの場合であれば「一度に沢山の土砂を運びたい」事に対し、軽トラックで何往復もするということは非効率であると言えます。なので、ここは多少のコストを掛けてでも運搬能力に長けている大型車両を選びたいとなるワケです。
この様に、何かを達成する際には「目的に適した用途」や「見合ったコスト」を重視するのは
極々普通のコトだと考えられます。
これは「求人の枠」でも同じと言えます。
特に人件費は営業活動に掛かる固定費の主たるものとなるので、企業も慎重に考えるポイントです。
例えば、力仕事の募集なのに高学歴をアピールしたり
ある専門分野の知識や技術を求めているのに、基礎体力や全く関係の無い技術をアピールしても意味がありません。いや、むしろ逆効果です!
採用活動を通じて見えてくる傾向として、ハローワークを経由して応募される方には
この様なミスマッチと思われる状況が少なくありません。
これは恐らく、求人の募集事情を充分に理解していないまま
「数打ちゃ当たる作戦」で応募に臨まれる方が多いのかと思います。
はぁん~? 数打ちゃ当たるの何が悪いんじゃ??
②数打ちゃ当たる作戦の誤解
昨今のネット情報では「数社受けただけでヘコタレルな」「最低20社は受けてスタートライン」などと数打ちゃ当たる作戦を進めている風潮も散見されます。
しかし、しかしですよ?
数をこなす為に個々の応募の質を下げてしまう様では、より採用から遠のく事になります。また、数をこなすには相当の労力が掛かり、貴重な時間を無駄にします。
そして採用から遠のくと焦りが出てくるので
更に数をこなさねばッ!と更に応募の質が下がり・・・
もう、お判りですよね?
負のスパイラルの出来上がりです。
仮に手抜きで応募してラッキー採用を手に入れたとしても
所詮、その程度で入社できる会社には大抵裏があります。
入社できた喜びも束の間・・・漆黒の会社だった・・・なんて事になりかねません。
数打ちゃ当たる作戦で応募に望まれている方は、今直ぐスタイルを「集中型」に切り替える事を強くお勧めします。
まずは貴方が数打ちゃ当たる作戦にハマッていないかチェックしてみましょう。
数打ちゃ当たる度チェックリスト
もし下のチェックリストに該当する事があれば、リンク先の内容を確認してみて下さい。
①自分の希望条件に合えば、とりあえず応募している。
②ダメ元でも応募している。
③働けるなら何でもドコでもいいので応募している。
もし当てはまるコトがなければ
応募は「集中型」で勝負しましょうまで読み飛ばしていただいて結構です。
③応募先の選び方の誤解【重要】
自分の希望だけで考えることはNG
チェックリストで
「①自分の希望条件に合えば、とりあえず応募している」に該当した方は
無駄玉を打っている可能性が非常に高いと思われます。
もちろん、希望条件を満たす会社で働けるのが理想ですが
会社は貴方の理想を叶える為の慈善事業団体ではないという事を忘れてはなりません。
そこで、応募の前提として次の3つの要素を軸に考えることをお勧めします。
【重要】3つの要素
やりたい事(Want to do)、出来る事(Can do)、役立てる事(Useful)
希望条件として、同じ報酬なら「やりたい事」を選ぶのは普通ですね。
これは自ら修行と苦難を求める孤高の戦士以外はそうそう居ないでしょうから、まぁ当たり前でしょう。
また「出来る事」、つまり経験やスキルもあるに越した事はありません。
僕は、こんなに豊富な経験があり〇〇〇〇も出来ますし
早食いなら負けません!!(ドヤァ)
へぇ~、〇〇〇〇も出来るんですか!?
凄いデスね~!!
・・・ですが、非常に重要であるのは「役立てる事」は何か?というところです。
では、その経験やスキルを弊社で
どの様に活かしてもらえるのでしょうか?(ニッコリ)
え??? あッ、ハイ。
ぐむむむむ、お昼時間を早く済ませたり・・・ぼそぼそ。
どんなに高いスキルや知識があっても、応募先の会社で役に立たなければ意味がありません。
先ずは「自分の希望条件が全て」という考え方を捨てて
応募先の会社で「自分がどの様に活躍できるか?」をイメージしてみて下さい。
身の丈に合わない応募
チェックリストで「②ダメ元でも応募している。」に該当している方。
厳しい言い方をさせてもらうならば
「ダメ元」と自分自身で認めている時点でもう「ダメ」です。
これには2つの理由があります。
一つ目は、採用のハードルを越えるのが非常に難しいと想定されるからです。
なぜなら
「自分で無理だと思っているものを他人に勧めることに力を入れられますか?」
と言うことです。
恐らく、その時点で採用されることに対する諦めが入っているハズです。
諦めは様々な応募に対する姿勢に影響します。
端的な言い方をすれば「負け犬根性」というヤツですね。
ただし、「①自分の希望条件に合えば、とりあえず応募している」方と比べれば
応募先の会社に必要なスキルや経験を客観的にイメージできているとも言えますね。
特に謙虚な方は、自身を過小評価する傾向にありますが
これは採用されることだけを考えるとデメリットでしかありません。
応募先の会社が、貴方の実力を適切に評価してくれると勝手に期待してはいけません。
採用担当者は、応募者の本来の能力をわざわざ調べてくれませんので。
前向きにアピールされ、口元に運ばれたものを味見してくれる程度と考えておくのが無難でしょう。
二つ目の理由は、仮に採用されたとしても入社後に苦労するからです。
志を高く持つ事は、自身を成長させる意味で良い事だと思います。
ですが、会社では入社がゴールではなくその後の成果が重要なのです。
背伸びをしないと入社できない会社とは、それだけ自分より能力の高い人間が多く所属している会社である可能性が高いということです。
会社での成果は「相対的」に評価されることが一般的なので、周囲より高い結果を残さなければ思うように評価されません。
いくら最初の段階で給与設定が良かったとしても
周囲と同等かそれ以上の成果をあげることが出来なければ
その後の給与の上昇が見込めないどころかついていけないなんて事も考えられます。
実は、私も過去にダメ元で一流上場企業の技術スタッフ職に応募したことがあります。
二次面接では、8人のお偉い様に90分間にわたる質問攻めに遭うも
全身全霊の背伸び(ハッタリを含む)を込めて応戦し、奇跡的に入社する運びとなったのですが・・・入社後に周囲のレベルが高過ぎる苦痛を堪能しています。
東大・京大卒がゴロゴロと・・・まさに地獄でした。
戦略無き応募
チェックリストで「働けるなら何でもドコでもいいので応募している。」に当てはまる方。
とにかく、お金が必要なんだ。四の五の言ってられないぜッ!
これは、かなり要注意です。
「早く収入を得たい」と言う気持ちは解ります。
ですが、「明日を生きるお金が無い状態」や「日雇いスタイルを希望」でなく
「定職」に就きたいのであれば今すぐ「トコロ構わず応募」は辞めて下さい。
確かに条件を選りすぐりしなければ、それだけ応募先が広がることは間違いありません。
ですが、こちらも2つの理由から全くお勧めできないのです。
1つ目の理由は
そもそも採用されにくい
これだけ条件を妥協しているのだから、どこか雇ってもらえるだろう
この様に考える方も少なくないのではないでしょうか?
ですが、応募先の会社が「貴方が条件を妥協している事なんて知る由も無い」のですし
応募者の都合なんてどーでもよい事なのです。
仕方なく応募してきた「死んだ魚の目をしている方」より、他の「目を輝かせて入社希望してきた方」を優先的に採用するに決まっているでしょう。
この時点で既に敗北してしまっていると言えますので、必然的に採用が遠のきます。
敗北が判っている勝負に挑むことは無駄打ちの主たるものです。
2つ目の理由は
採用されても仕事が長続きしない
人間、やりたくもないことをやるにはパワーと気合いと根性と「理由」が要ります。
憧れの会社に入ったが、イマイチ自分が思い描いたものと違っていたという話もありますが
少なくとも憧れる理由があっての入社であったと言えます。
ところが、自分の望む条件無しで入社した場合はどうでしょう?
初めから望むもの無きところに、期待以上のコトがあることは稀なのです。
御多分に洩れず入り口から苦難を受け入れることを求められ、さらなる上乗せの苦痛が待ち構えていることは容易に想像できます。
結果、苦痛に耐えられず早々に会社を辞めてしまうことになります。
苦痛に耐える日々を覚悟するぐらいなら、入り口の良し悪しを精査する努力を惜しむべきではありません。
応募は「集中型」で勝負しましょう
応募の前提として3つの要素を軸に考えることをお伝えしました。
改めて、3つの要素とは「やりたい事、出来る事、役立てる事」でしたよね?
この考え方をイメージで表したのが下図です。
働く上で、理想となるのが3要素の重なり合う部分が多い事です。
特に採用を勝ち取るには「役立てる事」が多いに越した事はありません。
ただし、ただ単に役立てる事が「多い」だけでは替えが利きますので
それだけを武器とするには心許ないでしょう。
少しでも他の応募者より優位性を発揮する為の武器は年齢により変わってきます。
貴方が持つ役立てる強みを把握する為にも、是非これまでの経験の棚卸をしてみましょう。
イメージ例をザックリとあげてみれば・・・
20~30歳・・・今後の成長ポテンシャル(他人より力を入れていること、吸収力)
30~40歳・・・マネジメント経験、逆境を越える力、実績、高度な特化スキル
40~45歳・・・組織改編への働き掛け、仕組みの構築や経営基盤への寄与など
45歳~ ・・・業界知識、サプライチェーンの人脈、BCP構築、人材育成など
如何ですか?
何かしら自身の魅力=武器に気付けましたら、しめたものです。
この武器を活かせられそうな会社を探し、その中でより希望条件に近いものを
優先的に攻めていけばよいのです。
やみくもに勝てない戦いに応募することは、「お祈りの手紙」を受け取る回数も増え
精神衛生上も善くありません。
大切なのは、絞り込みの順序ということですね。
これが私がお勧めする「集中型」のスタイルです。
年齢が若ければ、プレイヤーとしてのスキルやバイタリティーなど個人の能力に注目されますが30代後半ではマネジメントスキルやチームとしての成果など広範囲な組織への寄与度が問われることが多い傾向にあります。
以上、ここまでは応募先の選び方についての考え方を説明させていただきました。
まとめ
当記事では3つの誤解の解説と「集中型」スタイルの提案をさせて戴きました。
①選考基準の誤解
②数打ちゃ当たる作戦の誤解
③応募先の選び方の誤解
長期間採用されない状態が続くと不安になり、「目先の採用」を追ってしまうなど
長期的な見方が出来なくなってしまいがちです。
ですが、採用はあくまで始まりに過ぎないことで
その後の「ながぃ長ぁ~い」会社生活が快適であることの方が重要です。
多少の遠回りしてでも長い目で見た方が、結果的に正しい選択が行えると思います。
最後までご覧いただきまして誠にありがとうございました。
少しでも当記事が、お役に立てれば幸いです。
なお、さらに踏み込んだ応募書類についての解説は続編の記事で紹介しています。
宜しかったら【ハローワーク利用の方必見】書類選考を通過させる志望動機とは?応募前に考えておくべき3つのことをご覧いただけると役立つかも知れません。
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